ツラく悲しい想い
あと何日で、ほんとうに心待ちにして、産まれてくると楽しみにしていたのに、流産してしまった。
その喪失感や、私が悪いのではないか?という自責の念で、苦しんでいらっしゃる方は大勢いらっしゃるのではないかと、思います。
何ともお言葉をかけにくいところではあります。
人が悲しむ姿
あなたが悩み苦しむ姿は、ご本人はもちろんことですが、周りの方々にとっても非常にツラいこと、悲しいことのです。
伴侶の方、ご両親さま、ご兄弟、みなさん、一緒にツラい想いをされています。
そんな中で一番つらいのはご本人と亡くなられたお子さんだと思うのです。
お子さん(水子)の立場
本人も生まれ変わって、新しい人生を歩むつもりが、また戻ってしまったのですから、お子さんご本人もさぞやツラく悲しい想いをしていることでしょう。
私が気になるのは、同じように自分を責めていないのだろうか?ということです。
恨まれるのならまだしも、こんなことになってしまって、おかあさんに悲しい想いをさせてしまったと、自分を責めているのではないかと、心配してしまいます。
どうしたら自分を責めないでいられるの?
そうですよね。お母さんも、お子さんも、何一つ悪いことをしていないのに、非常にツラく悲しい想いをしている。
そんな時にはどうしたらいいのか?自分も人も責めない、恨まないことです。
仕方がないことなのです。
「なぜか?」その答えは本当に神のみぞ知るです。
しかたのないことは考えない。
悩まないと徹することです。
でも、子どもは救われますか?
悩まないと言っても、向こうの世界に旅立った、お子さんのことが心配でならないのが、心情というものです。
「小さい赤ちゃんが、本当に大丈夫なの?」
そう思うのは当たり前のことです。
だから供養が必要なのです
供養と言っても、そんなに難しいことはありません。
お子さんの好きなお菓子や食べ物、飲み物を備える。
仏壇がなければ、タンスの上でも構いません。
少し高いところを綺麗にして、小綺麗なマットでも敷いてそこに、お供えしてください。
手を合わせて、声をかけて上げる。
「元気にしてる?」「大丈夫?」とお声をかけて上げてくださいね。
それで、十分だと思います。
お供えのお菓子や飲み物はさげてから、いただいてください。
それではいつまで続けるべき?
逆にいつまでつづけるべきだとおもいますか?
いやいやこちらが質問しているんだよ、きっとそうおっしゃいますよね。
ごもっともです。
なぜ聞いたのでしょうか?それは、心の問題だから聞いたのです。
あなたがもう十分だと思われた時、その時は、極楽浄土でお子さんが「もうお母さん、十分にご供養してもらったからいいよ!」という時期だと思いますがいががでしょうか?こだまは、響きます。
自分の声なんですが、跳ね返って人のことのように聞こえます。
供養しようと思った時が、供養する時なのではないでしょうか。